こんにちは!
「漢方であなたを元気に!」の酒見です。
酷暑の日が続き、熱中症警戒アラートという言葉を毎日耳にしますね。
熱中症は誰にでも起こりうるものです。
エアコンの利用や保冷剤を使って首・脇・鼠径部などを冷やすなどの対処をしましょう。
真夏の強い陽射しが照りつけるなかで元気に咲いているのがエノコログサ。
この時期あちこちで見かけますね。
ねこじゃらしという愛称で呼ばれることもあります。
子供の頃、穂の部分を毛虫に見立て、手の中でにぎにぎして遊んだり、穂の茎を切らさないように二股に割いて、ヒゲのように鼻の下にくっつけたりしました。
この草はC4回路という、イネ科植物に多い特殊な仕組みを持っています。
C4回路は効率的に光合成をする仕組みで、いわばターボエンジンのようなものです。アフリカのセレンゲティの草原には多くの草食動物が集まるそうですが、そこにイネ科植物が多く生えていて、動物たちの命を支えているのだとか。
見慣れた植物エノコログサですが、中国の生薬辞典にはかすみ目や視力減退に効果があると記されています。