こんにちは!
「漢方であなたを元気に!」の酒見です。
今回はアカメガシワをご紹介します。
春の陽光を浴びて赤く鮮やかな新芽があちこちで見られるお馴染みのアカメガシワ。
成長した葉の形がカシワに似ているからとか。
別名を菜盛葉(さいもりば)といい、昔はこの葉に食べ物をのせて神前にお供えしたそうです。
葉が成長するにつれ、この赤い色は目立たなくなります。
雌雄異株で、花が咲くと雌雄の区別がはっきりするのですが、今の時期には私には見分けがつきません。
葉の付け根には花外蜜腺があり、甘い蜜を分泌しています。その蜜を求めてアリがやってきます。
アリに蜜を提供する代わりに、葉を食べにくる虫から守ってもらうのです。
昔は葉や樹皮を薬用に利用しました。
特に胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃炎などの薬として製品化されていた時期がありました。
民間療法では、煎じたものをお茶代わりに飲むほか、痔の患部を煎液に浸すと効果があるとされています。