がん
「現代人は低体温」「低体温は免疫力が低下している」「免疫力が低下するとがんにかかりやすい」というのが一般的な認識でしょうか。
「低体温=がん」のイメージがあると思います。
私たちの体はおよそ60兆個の細胞でできているといわれています。
そのうちのたった1個の細胞が、遺伝子の突然変異によってがん細胞へと変化すると、 約10~20年かけて1㎝ほどのがん組織(がん細胞の集団)へと成長します。
このときがん細胞の数は約10億個にもなります。
がん組織がさらに成長して大きく増殖するためには血液の補給が欠かせません。
がん組織は近くを走る血管に信号を出して、新生血管(バイパス)を作り、大量の血液補給を受けて5年ほどで急激に成長。
大きさは例えば10cmほどのがん組織だと、その細胞数は約1兆個にもなるといわれています。
それほど多くの細胞に血液を補給し続けるのです。
これは活火山にマグマが溜まっているような状態にたとえることができるでしょう。
この状態は中医学の陰と陽のバランスでいうと陽の過剰亢進です。
車に例えれば、アクセルを目いっぱい踏み込んで暴走し、オーバーヒートしているイメージです。
まず取り組むべきは過剰亢進にブレーキをかけ抑制すること。それには幹部を冷やす、あるいは冷ますことが必要です。
中国では、「漢方の抗がん剤」とも称される、患部を冷ます働きをする生薬を多く使用しています。
日頃の食生活では、体を温め熱をもたせる食べ物(アルコール類・香辛料・トウガラシ・ショウガ・ニンニク・朝鮮人参など)は亢進させてしまうので、極力控えるようにしましょう。
そしてできるだけ淡白な和食を心がけてください。
睡眠を充分とることによって、ご自身の自然治癒力を向上させましょう。
こうして過剰亢進に偏った状態にブレーキをかけ、体のバランスを正しい方向へ導いていくのが中国医学の基本理念です。
西洋医学の三大療法(手術・放射線・抗がん剤)は非常に有効な療法ではありますが、体の正常な部分にもダメージを及ぼします。
「中西医結合」といわれるように、中国医学の「体の自然治癒力を養う」ことも併せて利用し、あなたらしい暮らしを応援します。
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2024年10月休業日
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●リンパマッサージ体験
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※実施日が火曜日に変わりました。
●中医学基礎/薬草講座
実施日:10月23日(水)
時間:9:30a.m.~
参加費:500円
今月は野外観察会を行います。
※ 中国医学の基礎的な理論と季節の身近な野草(薬草)について知識を深め、さらに季節の特徴を加味した養生粥を作って食します。
※上記の参加費は災害被災地に義援金として寄付しています。
昨年度分は能登半島地震被災地に日本赤十字社を通じて送金いたしました。