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猛暑だけど晩夏の気配

こんにちは!

「漢方であなたを元気に!」の酒見です。

この夏の暑さは尋常ではありませんね。

庭の植物たちもこの厳しい暑さには耐えられず、しおれてしまっています。

ツバキの伸びすぎた枝を少しだけ剪定してそのまま放置していたら、数時間のうちに緑色だった葉が茶色に焼けてしまってビックリしました。

今までに感じたことのないほど命の危険が身近になりました。

熱中症に十分ご注意ください。

山上憶良が詠った秋の七草に登場する「女郎花」と書いてオミナエシ。

まだまだ秋の訪れには程遠い暑さですが、女郎花はもう咲き始めています。

この画像はまだ蕾です。でも黄色いぷちぷちが可愛いです。

これも生薬名「敗醤草(はいしょうそう)」という薬草。

炎症を鎮める働きがあります。

煎じると醤(ひしお)が腐ったような臭いがするところからの生薬名なのかもしれません。


秋の野に咲きたる花を指(および)折り かき数ふれば七種(くさ)の花

萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花

女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花

※尾花=ススキ 朝貌=キキョウとされています。


イノコズチ

厄介な雑草あつかいされる植物ですね。まだ花が咲く前ですが、花といっても地味で目立ちません。花穂がのびて、実になると衣服にくっついてなかなか取れない「ひっつきぼ」といえば、あ~あれか!と気づかれる方も多いでしょう。

右の画像は茎のアップ。節が膨らんだ様子からイノシシの子の踵?に似ているから名づけられたとか。節が膨らむのは茎に寄生するハエの仲間の仕業。

こんな見慣れた草ですが、根を「牛膝(ごしつ)」という生薬として漢方処方に利用されています。

確かに牛の膝のようにも見えます。

実際に膝の痛みやむくみの解消に効果があるとされています。


ヘクソカズラ

気の毒な名前の野草です。葉を揉むと少し不快な臭いがします。

たぶんその臭いで虫に喰われないように自己防衛しているのでしょう。

それでもこの草の茎や葉の汁を好んで吸うダニの仲間がいるようです。

別名に早乙女花や早乙女カズラ、灸(やいと)花などがありますが、あまり定着していません。

この花が咲き始めると秋が近いのかなと思います。

右の画像は以前採取した果実です。今年も秋が深まるとこの実が見られるでしょう。

生薬名は「鶏屎藤(けいしとう)」。ニワトリの屎尿の臭いがする蔓性の植物という意味で名づけられたのでしょう。

全草を打撲傷に、果実はしもやけに利用します。

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  時間:13:30a.m.~

  参加費:1,000円  

 

  

※ 中国医学の基礎的な理論と季節の身近な野草(薬草)について知識を深め、さらに季節の特徴を加味した養生粥を作って食します。

 

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