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夏の野草たち

こんにちは!

「漢方であなたを元気に!」の酒見です。

梅雨明けがあまりに早くてびっくりしましたね。

これから猛暑・酷暑の日々が続くのかと思うと、それだけで気分がぐったり。

強い日差しの下でも夏の野草たちは、季節を認識するのか、ちゃんと花を咲かせています。

モウセンゴケ

食虫植物の代表格といってもいいでしょう。スプーンのような形の葉の縁に突起がたくさんあって、その先から粘液がでています。この粘液に虫が捕まり、溶かされ栄養にされてしまうのですね。


虫を食べてしまう植物なんて、おどろおどろしい感じがしますが、すごく可憐なかわいい花を咲かせるので、そのギャップがなんともいえません。

 


ネジバナ

その名の通り螺旋状に花が咲いています。この季節にあちこちで見られるかわいい野草で、この花を見ると、夏だなぁと思います。

 

小さな野草ながらランの仲間です。アップの画像が鮮明ではありませんが、なんとなくランの花だということが分かるでしょうか。

この花の種子は円盤のような形をしていて、種子の周りに翼があります。

地中のラン菌を翼に感染させて、ラン菌から栄養をもらいながら発芽。

葉が成長して光合成ができるようになると、ラン菌を溶かして栄養にしてしまうのだとか⁉

生薬辞典には、盤竜参(ばんりゅうじん)という生薬名で、肺を潤し咳を鎮める働きや、病後の体力の弱りを回復させる作用が記されています。

 

オトギリソウ

日当たりのいい場所に生えているので、夏の強い日差しを好むのかもしれません。

弟切草と書いてオトギリソウ。

この草を鷹飼いの男が鷹の傷を治す秘密の薬としていたのを弟がその秘密をばらしてしまったことに腹を立てて、弟を切ってしまった。


この花や葉に黒点がたくさんあるのは、その時の弟の血しぶきだとの伝説があります。その伝説のごとく、切り傷や出血のときに利用されてきました。

 


サジオモダカの花です。

山と溪谷社の野草図鑑によれば、分布は本州中部地方以北となっているので、九州では実物を見ることはできないのだと思っていたのですが・・灯台下暗し。

意外にも生えている場所がありました。同じ仲間には正月料理に利用するクワイがあります。この花は午後から咲く半日花です。

このサジオモダカの根(塊茎)が生薬の沢瀉(たくしゃ)。

さまざまな漢方処方に配合されています。

沢瀉の名のとおり水生植物で、体の余分な水をさばく働きがあるので、浮腫みを除くことができます。

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2025年8月の予定

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中医学基礎/薬草講座

  8月はお休み

 実施予定日:9月25日(木)

  時間:13:30a.m.~

  参加費:1,000円  

 

  

※ 中国医学の基礎的な理論と季節の身近な野草(薬草)について知識を深め、さらに季節の特徴を加味した養生粥を作って食します。

 

※上記の参加費は災害被災地に義援金として寄付しています。