
キランソウ
別名ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)。なんだかおどろおどろしい名前です。ほかにも医者いらず、医者殺し、医者倒しなどと呼ぶ地方もあるといいます。
病人が地獄に落ちないように地面に蓋をして防いだ?
医者が必要ないほど万能の働きがある?
春になると割とどこででも目にする野草です。我が家の庭でも地面を這うように茎葉が伸び、いかにもシソ科らしい形をした紫色の花を咲かせています。
漢字で金瘡小草と書いてキランソウと読ませていますが、生薬名ではキンソウショウソウとそのまま音読みです。
生薬辞典には、切り傷や腫れ物にすりつぶして幹部に塗布する方法や煎じて胃炎や腹痛に、あるいは絞り汁を咳止めや高血圧、肝臓病などに利用できると記されています。
本当にお医者さんが必要ないほど万能の薬草といえるかもしれません。
まあ昔はお医者さんが少なかったのでしょう。今でいうセルフメディケーションですね。

カラスビシャク
昔は農家の嫌われものだったとか。
サトイモ科の野草で塊茎はほんとうに里芋を小さくしたような形です。
茎は葉の途中にムカゴができて、そのムカゴが地面に落ちてまた新たな株を作るので、繫殖力旺盛なのです。
実は有毒植物!里芋と間違えて口に入れるとしびれて呼吸できなくなる危険があります。
ただ昔から薬草だと知られていて、農家の人はこの草の塊茎を集荷人に売って現金収入を得ていたことから「へそくり」とも呼ばれていたとか。
他にも塊茎に「へそ」のようなくびれがあるのでそう呼ばれたという説も。
生薬名は「半夏」。夏至から10日後の半夏生のころに咲くことからの名前のようですが、実際にはもっと早い季節から花とは思えない、マムシグサを小さくしたような形の花を咲かせています。ショウガとともに煎じると毒がなくなり、吐き気止めの効果を発揮します。たくさんの漢方処方にも配合されています。
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●中医学基礎/薬草講座
2025年
実施日:6月26日(木)
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※ 中国医学の基礎的な理論と季節の身近な野草(薬草)について知識を深め、さらに季節の特徴を加味した養生粥を作って食します。
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