最近あまり見かけなくなったユリ科の野草、アマナです。
私が子供のころ(って何十年前⁉)にはごく普通にそこら辺に生えていました。
白くて丸い鱗茎が甘いらしく、漢字表記は「甘菜」。
昔は食糧難の時に救荒植物として利用されたのかもしれません。
数年前、近隣のあぜ道で見つけ、毎年春になると確認しに行っていましたが、その場所に商業施設が建設されることになり、その畑一帯はブルドーザーで土がならされ、野草大好き人間の私にとっては悲しいばかりです。
ところが偶然別の場所で群生しているのを見つけ、心の中でバンザイを叫びました。
鱗茎は腫れ物や解熱に効果があるとされています。
生薬名は日本では「山慈姑(さんじこ)」と呼ばれていますが、中国の生薬辞典によれば山慈姑はサイハイランのことで、アマナは光慈姑(こうじこ)と表記されています。
江戸時代、『養生訓』を著した貝原益軒が、生薬「辛夷(しんい)」を本来のモクレンではなくコブシと誤解したように、もしかしたらアマナも同じような経緯があったのかもしれません。
漢方の本場中国の研究では、アマナの鱗茎から抗腫瘍作用や抗痛風作用の成分が確認されているようです。
こんな小さく可憐で地味な野草にそんな力があるとは・・感心することしきりです。
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※ 中国医学の基礎的な理論と季節の身近な野草(薬草)について知識を深め、さらに季節の特徴を加味した養生粥を作って食します。
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