近ごろあまり見かけなくなったゲンノショウコは昔から薬草として利用されてきました。薬効がすぐに分かるというので「現の証拠」。
「医者いらず」といった別名があるほど。
二つの花の間にロケット型の果実ができています。もう少し熟すと果実の下方からサヤがめくれ上がり、中から種子が飛び出します。
種子が飛び出した後の形がお神輿に似ているというので、神輿草という名前でも呼ばれます。
お腹の薬として、下痢や腹痛、便秘などに利用されたり、入浴料としてヨモギと一緒にお風呂に入れたりしました。
それほど身近に生えていた薬草なのに、最近ではわざわざ探しに行かなければ見つからないのは残念です。
この写真を撮った場所には一面に群生していて圧巻でした。
きっとこの場所は開発の波にさらされず昔ながらの自然が保たれているのでしょう。
でも、一週間後にこの場所を訪れてみると、悲しいことにイノシシに掘り返されていて無残な姿になっていました。
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2024年10月休業日
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●中医学基礎/薬草講座
実施日:10月23日(水)
時間:9:30a.m.~
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今月は野外観察会を行います。
※ 中国医学の基礎的な理論と季節の身近な野草(薬草)について知識を深め、さらに季節の特徴を加味した養生粥を作って食します。
※上記の参加費は災害被災地に義援金として寄付しています。
昨年度分は能登半島地震被災地に日本赤十字社を通じて送金いたしました。